外来担当医表

リハビリテーション部

リハビリテーション部理念

私たちは、地域住民の安心と笑顔のため、総合的なリハビリテーションを全力で提供します。

入院リハビリについて

近石病院リハビリテーション部の病棟部門では、量、質の両面において充実したリハビリが提供できるよう取組んでいます。
全ての病棟において365日のリハビリ提供体制を整えており、質の面では、新卒職員教育、症例検討会、グループ勉強会など、全職員が継続して研鑽を積めるような教育体制を作り、患者様個々の疾患や症状に合わせたリハビリを提供できるように取組んでいます。

施設・設備のご紹介

リハビリテーション室

リハビリ室
パワーリハ機器
平行棒
作業療法スペース

理学療法スペース、作業療法スペースが一体のオープンスペースとなっています。
開放的な空間で各療法士とともに、リハビリに取り組めます。
パワーリハビリ機器を中心に各種運動療法機器も充実しており、幅広い年齢層の患者様に対応しています。

日常生活動作練習エリア(ADLエリア)

ADLエリア
ADLエリア

ADLエリアでは、主に日常生活で必要な動作を訓練します。
当院のADLエリアは、バリアフリーとは真逆のバリアアリー(バリア有り)のつくりとなっています。
自宅への復帰を想定し、玄関の上りかまち、段差、階段、スロープといったバリアを克服するための訓練や、入浴、トイレ、調理、畳上動作など在宅生活で必要となる動作の訓練が行えます。

ウォーキングデッキ

ウォーキングデッキ
ウォーキングデッキ

ウォーキングデッキは、病院の2階にあるリハビリテーション室から直接移動できる屋外スペースです。日光や外気に触れながら、歩く練習、段差昇降やスロープの練習ができます。春から夏にかけては野菜を育て、患者様とともに成長を楽しんでいます。

各病棟のリハビリ

一般病棟(3階病棟)のリハビリ

様々な疾患の急性期状態のリハビリを行っています。骨折の術前・術後や脳卒中、肺炎などを発症直後の患者様に対してリスク管理を行いながら、徐々にベッドを離れて生活の範囲を広げていけるように支援します。

回復期病棟(4階病棟)のリハビリ

急性期の治療を終え、心身の回復をはかっていく時期の患者様(*1)を対象に、自宅や社会に戻ってからの生活を少しでも元の状態に近づけるための支援をいたします。回復期病棟のリハビリは量の面でも充実しており1日に2~3時間のリハビリを行っています。また、リハビリ室で行うリハビリだけでなく、朝、昼、夕に病棟で行う食事、着替え、排泄にも理学療法士、作業療法士、言語聴覚士が専門性を活かした支援をいたします。

*1 回復期病棟では以下の疾患が入院の対象となります。

<回復期病棟の対象疾患>

  1. 脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント手術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症又は手術後、義肢装着訓練を要する状態、高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頚髄損傷及び頭部外傷を含む多部位外傷
  2. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後の状態
  3. 外科手術又は肺炎等の治療時の安静により廃用症候群を有しており、手術後または発症後の状態
  4. 大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靱帯損傷後の状態
  5. 股関節又は膝関節の置換術後の状態

地域包括ケア病棟(5階病棟)のリハビリ

急性期の治療を終え、さらにリハビリが必要な患者様や、ご自宅や施設で具合が悪くなって入院された患者様の在宅復帰に向けたリハビリ
を行っています。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士による1対1のリハビリだけではなく、集団でのリハビリも併用してリハビリ量の充実を図っています。回復期病棟とは異なり、どのような疾患の患者様も入院の対象となります。

リハビリの種類

理学療法

病気、けが、高齢などにより、関節の動く範囲が狭くなったり、筋力低下や麻痺により運動機能の低下を生じることがあります。
これらは、生活の基本動作である寝返り、起き上がり、座る、立つ、歩くなどのしづらさの原因となり、様々な日常生活の動作や、生活の質の低下につながります。当院の理学療法では、運動機能や、基本動作の改善を目的としたリハビリを行ったり、動作方法の指導、歩行補助具(杖や歩行器など)の提案などを行っています。

筋力増強訓練
歩行訓練
段差昇降訓練

作業療法

作業療法の作業とは、食事、更衣、排泄、入浴などの日常生活動作や、家事、仕事、遊び、対人交流など人が行う様々な行為のことです。
病気、けが、高齢などにより、これらの作業を行うことに困難が生じることがあります。当院の作業療法では、「患者様によって重要であるが困難となっている作業」の再獲得ができるように支援します。患者様ひとりひとりの心身の状態に合わせた練習や、方法の指導を行ったり、作業を補助する自助具の紹介と使用練習などを行っています。

上肢機能訓練
更衣訓練
浴槽移乗訓練

言語聴覚療法

脳卒中や頭部外傷では、「聞く」、「話す」、「読む」、「書く」ことが障害されたり、発音が不明瞭になるなど、コミュニケーションを円滑に行うことが難しくなることがあります。また、これらの疾患や高齢などにより、摂食嚥下障害(食べること、飲み込むことの障害)が生じることもあります。当院の言語療法ではコミュニケーションを改善する練習を行ったり、院内の歯科口腔外科、栄養課と連携して安全に食べることができる食事形態を選択したり、口腔機能、嚥下機能の改善を目的としたリハビリを行っています。

言語訓練
VFカンファ

外来リハビリについて

外来リハビリは、在宅で生活を送りながら当院に通院して行うリハビリです。
急性期や回復期の病院を退院した後も、後遺症の残存などにより日常生活をおくることに不安のある方、以下の症状などにより日常生活にしづらさがある方に在宅生活を健やかにおくれるようサポートしています。
近石病院リハビリテーション部の外来部門では、理学療法士、マッサージ師がリハビリを行っています。(作業療法士による手のリハビリ、言語聴覚士による言語、飲み込みのリハビリをご希望の方はお問い合わせください。)
療法士によるリハビリは予約制です。待ち時間が少なくリハビリを受けていただけます。

対象疾患

  • 脊柱管狭窄症
  • 変形性腰椎症
  • 変形性膝関節症
  • 変形性股関節症
  • 肩関節周囲炎
  • 五十肩
  • 脳梗塞
  • 脳出血
  • 大腿骨頸部骨折術後
    など

対象の症状

  • 肩・腰・膝の痛み
  • 交通事故や業務中の事故などによる首・腰の痛み
  • 骨折などの手術後
  • 手が上がりにくい
  • 脳疾患等による手足の麻痺
    など

リハビリ開始までの流れ

医師の診察 → リハビリの必要性判断(リハビリ処方) → リハビリ開始
※リハビリの開始には事前に医師の診察が必要です。

リハビリ診療時間
診療時間
9:00-12:30
15:00-18:00

※1回のリハビリ時間は20~40分が基本となります。(リハビリ期間や、回数、時間については医師からの指示により行います。)