「薬のことは薬剤師に任せよう」と他部門のスタッフからも言われることを目指してこれまで取り組んできました。
当院では平成12年から入院患者様にベッドサイドで薬の説明をさせて頂いています。
薬剤師がもっと患者様にとって身近な存在になれるよう、これからも努めていきたいと思います。
ご質問、お困りのことなどがありましたら、どうぞご遠慮なくお声かけ下さい。
ご用の際は、看護師にお申し付けいただければベッドサイドまでお伺いします。
医師の処方に基づいて入院患者様の薬を調剤します。
処方に疑問がある場合には医師に確認することも薬剤師の大事な仕事です。患者様毎に薬歴をつけて薬が重複したり相互作用が出ることを防いでいます。
間違いを防ぐため、粉薬を量った日時、担当者指名、薬剤名、分量が紙に印刷され記録に残ります。
また、薬びんに補充する際にも同様にして記録が残るようになっています。
入院患者様の内服薬は、特に希望がない限り、錠剤と粉薬を別々にして1回分ずつ分包し、氏名、服用日時、薬剤名を印刷しています。持参された薬もできる限り服用して頂けるように努めています。
調剤した内服薬は1包ずつ確認します。氏名など印刷された内容が正しいか、錠剤は1錠ずつマークや番号を確認します。粉薬は量が正しいか偏りがないか異物が混ざっていないかなど確認します。
冷所保存(10℃以下)の薬剤はアラーム付きの冷蔵 庫に、それ以外の薬剤も室温・湿度管理をして保管 します。 入庫・出庫記録をつける薬剤(麻薬・毒薬・向精神 薬)は鍵をかけて保管しています。
注射薬は患者様毎に、投与量・投与方法、速度・投 与期間などをチェックします。 一日分ずつカゴに入れて、病棟に払い出します。
患者毎に記録簿をつくります、服薬指導のほか、持 参薬の内容、アレルギー歴などは電子カルテに記録 します。
お薬手帳をお持ちですか? 入院の際にお薬手帳を持参していただくと、これま で服用されていた薬が正確に確認できます。 退院される際には、お薬と一緒に薬剤説明書などを お渡しします。
一部の薬剤では、治療効果や副作に関する様々な因 子をモニタリングしながらそれぞれの患者様に個別 化した薬物投与を行います。TDMソフトを用いて治 療計画をたて、医師に提案します。
製薬会社からの情報、厚生労働省からの通達など、薬に関する様々な情報を管理しています。
最近はインターネットを通じての情報収集も増えています。
毎月、薬事委員会を開いて医師、薬剤師、看護師、医事課スタッフで採用薬に関する検討を行っています。
また、副作用を防ぐために院内に情報を発信しています。